音MADにおけるミックスのあれこれ

この記事は「音MAD Advent Calendar 2018」に参加しています。

今日はクリスマスイブですね。なんでこんな記事読んでるんですか?

どうもこんにちは。お尻でーす!
最近、いろんな合作に呼んでいただける上に、
音声まとめを任せていただける機会が多くなってきました。
とてもありがたいことです。
DTMやってるのが理由だと思います。やっててよかった。




そういう訳で今までそれなりの数の音声まとめをやらせていただいたわけなのですが、
そうなると当然いろいろ音声を1つ1つじっくり聞くことになります。
そうやって沢山の音声を聞いていて、私がどうしても気になったことがあります。




「全体的に音が中央に寄っている」
「音合わせの音量がでかすぎてセリフが聞こえない」




これです。
本当にもったいない!
せっかく良い音作りをしているのに、この2つで台無しにしてしまっている物がいくつもありました。

この記事では、「じゃあそういうときどうすればいいんだよ」という方に向けた、
普段自分が行っているミックスの方法やテクニックを紹介させていただきます。

ミックスに関しては、本気になるといろんな専門用語などが飛び出てきてここではとても書ききれないので、なるべく簡単なことだけ書いていきます。

なお、これから講釈を垂れようとしている私ですが、
ほぼ独学でミックスをしているため、
詳しい人が見れば、


「こいつ何言ってんの?」

という内容もあると思います。

「音MADでもDTMでも底辺のカスが何を上からほざいてんねん」
と思われる方も大勢いらっしゃるでしょう。ごもっともです。


そういう方は是非コメントにて訂正、アドバイスなどしてくださると嬉しいです。
では参りましょう。



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裏チャー研合作のお話



こちらの合作に参加させていただきました。
まさか自分が再びチャー研で作るときがくるなんて思ってもみませんでした。
参加者もそれはそれは豪華、正直場違い感すごすぎて死にそうでした。


とりあえず情報公開を許可されましたので自分のパートについて書かせていただきます。



EDを見ていただければわかると思いますが、私のパートは8曲目、
knife partyの「Bonfire」です。
何故この曲を選んだかといえば、とある音MADが原因です。

どの動画だったかは正直覚えていません。素材自由(?)の合作だったのは覚えてます。
原曲が流星群だか七色だったような気がします。途中までは普通に進んでいたのに、どっかの曲になった途端、いきなり曲がBonfireに変わるパートがありました。素材はサザエさんでした。
そのときに受けたあまりに強いインパクト、そしてBonfireと音MADの相性の良さに気づき、いつかこの曲で作りたいと考えていました。

そんなときにこの合作です。まさかの好きな曲を選んでいいとのことでした。
「ヴェイ」などゲロベース音にあわせるのに相性のよさそうな音もチャー研には揃っていますし、このタイミングだと思い、Bonfireを選びました。

ちなみに、
第二希望がXilentの「Boss Wave」
第三希望がskrillexの「First Of The Year」でした。
全部Dubstepじゃねーか!!




そんなわけでメドレーができるのを待っていたわけですが、とあるときに主催のろまーるさんからSkypeで通知が飛んできました。




ぼく「おや?どうしたんだろう?(無能)」

ろま「おいゴルルァ!!BassMusicばっか選びやがって!!!!メスシリンダーさん困惑してんじゃねーかよ!!!!誰もが皆Massive持ってるとか思うなよこのタコ!!!責任とっててめぇがそこだけ作れよ!!!自分のケツは自分で拭け!!!!」

ぼく「ヒィィィィィすいませんすいませんすいません・・・」
※こんなやりとりは一切していません




そんなわけで
自分で原曲を作ることになりました。



彡()()「・・・・・・」

彡()()「とりあえず仮で上がってきたメドレーの通りの尺でBonfireの耳コピするンゴ・・・」

彡()()「ア、(アカン) これじゃただの原曲の劣化耳コピや・・・どうすりゃええんや・・・」

彡(゚)(゚)「・・・・・・」


彡(^)(^)「ワイは元々Bonfireの原曲で音MADが作りたかったんや!別に劣化耳コピでも構わへんやろ!!」


うーんこのゴミカスクソザコナメクジ。

自分にはこの程度の力量しかございませんでした。
knife partyファン、メスシリンダー氏、その他関係者各位、お許しください!


というわけでЯARとかいうゴミカスクソザコナメクジがメドレーのBonfire部分を、
FEARとかいう切り抜きキチガイクズ野郎がBonfireパートの音声と映像を作ったわけでございます。

つまり、Bonfire部分に関してはほぼ全部私が作ったことになります。
こんな経験滅多にできるものではありません。実際、ミックスなどに関してはとても楽にできました。こういった機会を与えてくださったろまーるさんには大変感謝しております。



さて、なんとか原曲を完成させたわけですが、次は音声を作らねばならないわけです。
しかしこのとき、スマブラの発売やら曲作って疲れてたりなどいろいろと重なりまくり、進捗が完全に死んでました。結果大遅刻をかましました。申し訳ございません。

チャー研素材をかなり久々に触った訳ですが、案外作りやすかったです。
ただ、キチピアノは音が重なりすぎてて使いにくいと感じました。
他のチャー研MADではかなり多様されてる素材だけに、チャーケニストの方々はいつもどう工夫して使っているのかかなり気になりましたね。
それと、星君の声はゲロベースと合うのではと睨んでいましたが、見事的中しました。
特に「エ゛エーイ」に関しては、歪ませてやるとなかなかにいい音になってくれました。
WOWフィルターさんとソーセージファットナーさんはDTMと音MAD両方で活躍するVSTエフェクトの鑑ですね。間違いない。サンキューアヘ顔ソーセージ。



さて大遅刻をかましたものの、私は後述する理由によりそこまでお咎めはありませんでした。
というわけで動画の製作に入るわけでございます。



彡(゚)(゚)「皆原曲の元ネタを忠実に再現した動画作っててすごいンゴねぇ・・・」

彡(^)(^)「ワイも元ネタ再現するやで!元ネタ元ネタ・・・」

彡(゚)(゚)「・・・・・・」



元 ネ タ ? ? ?

そうです。クラブミュージックに元ネタないんてないようなものです。
これが原因で今回の動画は難産もいいところでした。スマブラばっかやって現実逃避してました。(クソゴミ)



Bonfireには一応、MVが存在します。こちらです。

http://www.youtube.com/watch?v=rEhjwJnTczA

これがファンメイドなのか、officialの公式なMVなのかはハッキリわからないのですが、
私が初めてこれを見たときの感想は、

「うわ、ダッセェ・・・」

でした。
(*^_^*)☝ゥヴイィヨ゙ィヨ゙ィヨ゙wwwwwwと映像の合わせ方に何のセンスも感じませんでした。音MAD作者のほうがよっぽどうまく合わせるとさえ本気で思えます。
センスゴミカスな私がそう思うってことは相当です。300万回も再生されている意味がマジで理解できませんでした。

まぁとにかく、唯一の元ネタらしい元ネタも、こんなクソダセェ映像じゃ参考にならないということになったわけです。

結局映像の案が振り出しに戻り、スマブラをして現実逃避していたとき、ひとつだけアイデアがでてきました。

「Kinife Partyが実際にDJやっているシーンに例の家を焼こうぜの2人を雑コラしてお茶を濁せばいいのでは!?」

実践しました。

「うわ、つまんねぇ・・・」

しかし、これを作ったあと、私に音MADの神が舞い降りてきました。

「DJ・・・DJ・・・ん!?!?」

チャー研並にクレイジーで、しかもクラブをネタにした漫画があるではないですか。
そうです。

とんかつDJアゲ太郎です。


君達の中にも見たことがある人がいるだろう?↓




彡(゚)(゚)「こっこれや!これしかない!!!」

冗談抜きで崖っぷちだった私にとって、まさにこの漫画を思い出すことができたのは神がくれた奇跡としか言いようがありません。作者のイーピャオ様と小山ゆうじろう様には本当に感謝しております。

こうして生まれたのが、



クラッチとスクラッチの部分を思いついたときは自分で
「オレ天才なんじゃね???」と思った程です。すいませんなんでもないです死にます。



そしてこれは転機でもありました。
今まで「knife party」「Bonfire」という括りに縛られていた私の思考が、
「クラブミュージック」という広い視野で考えられるようにシフトしたわけです。


そしてそこから生まれた発想が、ダブステップ三銃士」でした。

君達の中にも見たことがある人がいるだろう?(2回目)↓



本人達にも見られた伝説のコラ画像です。
恐らく、ラーメン三銃士コラが流行ったのもこれが元凶なのではと思っています。


ここから作ったのが↓



そうです。実は最初ここは雑コラだったんです。
その後ろまーるさんからの提案で、ここの部分だけ、同じく参加者であるたぬき王子さんに描いてもらうということになりました。しかも泉一家を美味しんぼ風に描き直すというおまけ付きです。本当にありがとうございました。この場でお礼申し上げます。


そんなわけで、XilentとSkrillexを出したからにはその2人の曲もこの中で使わないとだめだろうと自分の中で勝手に思った訳です。

それだったらもう第二希望の曲と第三希望の曲もブチ込んだれ!ということになりました。
そういうわけで音声を大幅に改造し、あのような形になったわけです。
なお動画は今までよりもっとひどい雑コラになっただけの模様。手書きできないからね。しょうがないね。


正直、今回自分の動画で使ったネタは完全に賭けでした。
とんかつDJアゲ太郎は例の画像だけならそれなりに知ってる人はいるでしょうが、
それでもクラブミュージックに興味ある人じゃないとなかなか知らないような漫画です。
チャー研の音MADを製作前に一通り調べましたが、音ゲーMADこそあれどクラブミュージックと組み合わせた音MADはほぼ見当たらなかったあたり、
「果たしてチャーケニスト(視聴者に対してもこの言葉が適用されるかわかりませんが、ここでは使わせていただきます)に対しこのクラブミュージックネタは伝わるのか?」
という不安がかなりありました。
(じゃあなんでBonfire選んだんだよって話なんですけどね・・・。)

しかし、結果としてはそれなりに評判がよかったようなので、賭けは成功だったと見ていいでしょう。安心しました。





個人的にこの画像結構気に入ってるんですけどあんまり反響が無くて悲しい。



合作が始まって間もない頃、ろまーるさんからとある相談を受けました。


ろま「FEARくん、たなびたいことがあるんだ。ちょっと・・・」

ぼく「???」

ろま「音声まとめをやってくれないか?一度きりやってくれれば、僕はそれで満足するんだ。」

ぼく「エ゛ェー!?」



別に断る理由もなかったので承諾いたしました。しかし私は今まで音声まとめと言うものをやったことがありません。若干不安でした。そしてその不安は的中してしまいました。


正直言って私は音声まとめというものを舐めていました。
彡(゚)(゚)「原曲に音声乗っけるだけやろ?よゆーやよゆーwwwwwwwwwww」
と考えていたわけです。


しかし、いざやってみてよくわかりました。
その逆でした。


下手にDTMをかじってしまっていた所為で、こだわりのような物が自分の中に生まれてしまっており、それに悩まされました。
ちょっと音声にノイズが出ているだけで、「EQで出すぎてる帯域削らなきゃ(使命感)」
音声が浮いて聞こえたら「軽くリバーブかけてEQもかけて馴染ませなきゃ(使命感)」
ご丁寧にドラムやセリフを全部個別でレンダリングして提出してくださった方のパートは、
「全部こっちでMIXしなおしたれ!」(クズ)
これを実に15パート+αです。想像以上に疲れました。

特に月面さんのパートである「バトルフロンティア」に関してはMIXだけで2日かかってます。
音の密度が他の人に比べて段違い。しかしどのパートもとんでもない完成度であり、どれを削ってどれをどれくらい聞こえるようにしたらいいのか本当に悩みました。
ここに関しては1人ではどうしようもできないと思い、本人と相談して最終的にああなりました。ご迷惑をおかけしました。

よく考えれば当たり前なんですよね。DTMにおいてもMIX作業というのはクソ時間のかかるものです。音MADにおいてもそこは変わらないということですね。勉強になりました。

更に今回のまとめはMIXだけやったわけではありません。音MADの音声を乗っけてそこからマスタリングまでしてます。さらにM/S処理っぽいことまでやってます。音圧マシマシです。
波形に関してはそれはもうベッタリな海苔です。
自分の下品にぶっ潰すタイプのマスタリング方法で無理やり上げた音圧で大丈夫かなとも思いましたが、参加者の方からは特に何も言われなかったので、「よーし、行ってみよう!」ということになりました。


どうでもいいことですが、MIXするときはSPANというVSTがとても役に立ちます。
是非導入してみよう!(ダイレクトマーケティング




そんなこんなで投稿された今回の合作ですが、ほんとに素晴らしいものになったと私は思います。まさに傑作だY
これは本当に、主催のろまーるさんによるところが大きいと思います。
提出された音声や動画に対し、かなり細かく問題点を指摘したりして、より良いものを作ろうという姿勢がハッキリ伝わってきました。
進捗管理なども徹底して行っていたし、失踪者が出た部分に関しては合作内で合作を行うという奇策を思いついて乗り切るあたり発想力も優れていると思います。本当に主催として有能な方だなぁと思いました。

私のパートの動画に関しては、吹き出しや切抜きの素材はすべてろまーるさんがわざわざ作ってくださったものです。もともと画質があまりよろしくない素材を使っていたので、結構汚く見えたんですよね。そういう細かいところもキッチリ指摘してサポートしてくださったので、ほんとすんごぉい・・・。
わざわざ素材作らないといけなくなるような動画作ってすいませんでした。

主催のほう本当にお疲れ様でした。



どうでもいいですが今回の合作内で一番感動したパートはIbです。
ほとんど公言してませんがこれでも全ED自分でプレイして回収した程度にはIbファンです。
音声の時点でかなり期待していたのですが、動画がその期待の遥か上を行きました。
素晴らしかったです。



まぁとにかく、いろいろありましたが無事予定通りに投稿されて本当によかったです。
皆様お疲れ様でした。







ジョジョ合作のお話



さあ遂に投稿されました。ジョジョ合作でございます。
約半年前からひっそりと動き出した合作ですが、ようやくこのように形になりました。
参加者の皆さんお疲れ様でした!

ここでは自分のパートについて言いたいことをいろいろ書いていこうと思います。


①ナイト・オブ・ナイツ
ずーーーーーーーっと前からやりたかった
「咲夜・ブランドー vs DIO
の構図を遂に実現することができました。
まぁMUGEN動画でやれって話なんですけども、音MADでもやりたかったんです。

ちなみに、この動画で使っている咲夜さんは普通の咲夜ブランドーではなく、
ファイナル咲夜という若干違うキャラです。
「なじむ 実に!なじむぞ」
「最高に『ハイ』ってやつだアアアアアハハハハハハハーーーッ!!!」
「WRYYYYYYYY!!」
などの特殊モーションが作られており、その動きのクレイジー具合も非常によかったためこちらを採用させていただきました。

とにかく好き勝手作りました。一番時間かかったパートです。
むしろこれに時間かけすぎて他が・・・。

ハロープラネットからの繋ぎ部分をとそちかさんが作ってくださいました。
あのようなかっこいい繋ぎにしていただいて感謝いたします(リンゴォ)

それとどうでもいいことですが、
何気にDIOが時止め返しをやってからだいたい9秒で曲が流れ出してます。



②Help me,ERINNNNNN
前のパートの感動をぶっ壊すには何が良いかいろいろ考えた結果、
「やっぱエシディシだろう」
ってなりました。
正直、もっといろいろ作りこむべきであったと反省しています。

それと、動画内にセルフ弾幕を貼るというのは正直禁じ手だったと思います。
画面にインパクトを出す方法がこれしか思いつきませんでした。
もっとインパクトのある映像を作れるようになりたい・・・。

③おじゃ魔女カーニバル
最初は本家の動画様を参考にしたような動画構成にしようかとも考えたのですが、
「そういえばダービー誰も使ってないな・・・」
と思い、CMの映像から作ることにしました。

野球のゲーム→パワプロプロ野球33-4

という謎の思考回路でなんJネタを仕込んでしまいました。こちらも反省・・・。

最初音声を作ってたときはTV画面からレッチリが出てくる演出は考えてなかったんですが、
なんか動画作ってたらうまいこと思いついてつながったのでそこだけよかったと思います。

only my railgun
正直言いまして一番手を抜いてしまったパート。
音声も映像も、音石明のGHAをほぼ垂れ流してるだけです・・・。
ただギターの音だけは結構頑張りました。

本来なら一方通行さんあたりと音石を戦わせたりすれば面白かったんでしょうが、
残念ながら私はとある科学の超電磁砲をまったく見たことがなく、
音MADで見た知識くらいしかないため、結局ああいう形になりました。

       スタンド     ウルトラスーパーギタリスト

「とある幽波紋使の超演奏者」


というのを思いついて、
このタイトルロゴで映像を隠してごまかせたのが唯一の救いでしょうか。

⑤ケロ⑨Destiny
メメタァがやりたかっただけです。ごめんなさい。
正直カエルに帽子かぶせたとこで満足してしまいました。
最後のMMDのところは、できることなら誰かに元動画をトレスしてもらいたかった・・・。
その血のDestinyという単語を思いついたのがこのパート唯一の救い。

それにしても帽子かぶったカエルかわいいですね



今回の合作は(というか今回も)本当に反省点が多いです。
提出はギリッギリ、音の密度はスッカスカ、動画も垂れ流しが多い。
ゲームばっかやってて完全にこっちをほったらかしにしていたのが原因です。
申し訳ない。

それと、自分のパートは曲を途中で止める演出を多様しすぎたように思います。
こういうメドレーを使った合作でこういうのはご法度だったかもですね・・・。
うまくやれば面白いんでしょうけど、多様したらテンポが悪くなるだけですから、
気をつけていきたいです。

いろいろ反省点は多かったですが、良かった点といえば
ダービー弟や音石みたいな誰も使わなさそうなキャラを使ったことは結構よかったかなと思います。
そして3部ゲーHDとASBの映像を参加者の方々にキャプチャして渡すことができたので、
そっちの面でも貢献することができました。
今年の2月頃にキャプチャー環境揃えておいて大正解でしたね。
むしろこのためにキャプチャー環境そろえたようなものです。
予定通り使うことができてうれしく思います。

ジョジョ好きとしてこの合作に参加できたことは本当誇りに思います。
ありがとうございました。